皆様にはご承知の通り、2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効します。この条約は、生物兵器禁止条約、化学兵器禁止条約に続く国際規範となり、核兵器の開発、保有、使用、威嚇はこの日から国際法違反となり、「核なき世界」へと第2ステージへと大きな歩みを始めます。
私たちは、この歴史的な成果に励まされ「ビキニデーIn高知」を開催します。開催目的は、1954年ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験によって第五福竜丸だけでなく、高知のマグロ漁船が延270隻(全国延1000隻)の、乗組員が被ばくしたこと。そしてこの被ばく事実が日米両政府の政治決着によって60年間隠ぺいされ、元マグロ漁船員と遺族は、いまだに救済されていないことを訴えます。
企画内容は、
❶写真展(3/5~3/14・無料)では、豊崎博光さんのマーシャル諸島の核実験被災者写真、森住 卓さんのセミパラチンスク核実験被災者写真、岡村啓佐の元マグロ漁船員の写真と証言、福島原発事故による被ばく写真などを展示します。
❷元マグロ漁船員と語るフィールドワーク(3/6・各6000円・昼食付)は、大型バスにて室戸コース、幡多コースに分かれて元漁船員の証言を学びます。
❸「ビキニデーin高知」全体集会(3/7・1500円)はメイン企画です。記念講演には、内藤雅義さん(弁護士・日本反核法律家協会副会長)による「原爆症認定訴訟とビキニ被災事件救済の展望」。川崎 哲さん(ピースボート共同代表・ICAN国際運営委員)による「核兵器の終わりの始まり―核兵器禁止条約の発効後の世界と日本―」と、2人の方がお話しします。またパネルデイスカッションでは「ビキニ核被災者支援とこれからの運動」と題して4人が登壇します。全体集会はオンラインでの視聴(1500円)も準備します。
❹映画「第五福竜丸」「高知県被爆者の肖像、遠洋漁業の記憶2020」を2カ所で上映します。(室戸市2/28・高知市3/13・前売1200円)の四つです。
「ビキニデーIn高知」は、ビキニ水爆実験による元マグロ漁船員の被ばく調査と、救済に取り組んできた高知での開催です。
日本全国から、そして世界からの来高をお待ちします。
司会する橋元高退協副会長 共同代表(中央が山下正寿さん)
会見する訴訟代表と7名の弁護団 報道カメラ5台
核被災フィールドワークと検証会(案)
3月29日 ・フィールドワーク 14時~16時室戸漁業会館2階
3月30日 11時~12時高知城ホール2階・検証会「ビキニ事件の実相を伝える」
※13時~ビキニ労災訴訟支援会結成総会
日時:2020年2月24日(月・休)13:30~16:30
場所:夢の島マリーナ2F会議室
内容:映画「ビキニの海は忘れない」上映、岡村啓佐(写真集『NO NUKES』)さんの講話
資料代:500円