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〒788-0785 宿毛市山奈町芳奈2779-2
皆様にはご承知の通り、2021年1月22日、核兵器禁止条約が発効します。この条約は、生物兵器禁止条約、化学兵器禁止条約に続く国際規範となり、核兵器の開発、保有、使用、威嚇はこの日から国際法違反となり、「核なき世界」へと第2ステージへと大きな歩みを始めます。
私たちは、この歴史的な成果に励まされ「ビキニデーIn高知」を開催します。開催目的は、1954年ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験によって第五福竜丸だけでなく、高知のマグロ漁船が延270隻(全国延1000隻)の、乗組員が被ばくしたこと。そしてこの被ばく事実が日米両政府の政治決着によって60年間隠ぺいされ、元マグロ漁船員と遺族は、いまだに救済されていないことを訴えます。
企画内容は、
❶写真展(3/5~3/14・無料)では、豊崎博光さんのマーシャル諸島の核実験被災者写真、森住 卓さんのセミパラチンスク核実験被災者写真、岡村啓佐の元マグロ漁船員の写真と証言、福島原発事故による被ばく写真などを展示します。
❷元マグロ漁船員と語るフィールドワーク(3/6・各6000円・昼食付)は、大型バスにて室戸コース、幡多コースに分かれて元漁船員の証言を学びます。
❸「ビキニデーin高知」全体集会(3/7・1500円)はメイン企画です。記念講演には、内藤雅義さん(弁護士・日本反核法律家協会副会長)による「原爆症認定訴訟とビキニ被災事件救済の展望」。川崎 哲さん(ピースボート共同代表・ICAN国際運営委員)による「核兵器の終わりの始まり―核兵器禁止条約の発効後の世界と日本―」と、2人の方がお話しします。またパネルデイスカッションでは「ビキニ核被災者支援とこれからの運動」と題して4人が登壇します。全体集会はオンラインでの視聴(1500円)も準備します。
❹映画「第五福竜丸」「高知県被爆者の肖像、遠洋漁業の記憶2020」を2カ所で上映します。(室戸市2/28・高知市3/13・前売1200円)の四つです。
「ビキニデーIn高知」は、ビキニ水爆実験による元マグロ漁船員の被ばく調査と、救済に取り組んできた高知での開催です。
日本全国から、そして世界からの来高をお待ちします。
司会する橋元高退協副会長 共同代表(中央が山下正寿さん)
会見する訴訟代表と7名の弁護団 報道カメラ5台
核被災フィールドワークと検証会(案)
3月29日 ・フィールドワーク
・検証会「ビキニ事件の実相を伝える」
※13時~ビキニ労災訴訟支援会結成総会
日時:2020年2月24日(月・休)13:30~16:30
場所:夢の島マリーナ2F会議室
内容:映画「ビキニの海は忘れない」上映、岡村啓佐(写真集『NO NUKES』)さんの講話
資料代:500円
2019年12月12日、ビキニ核被災での国家賠償請求訴訟に対する高松控訴審判決は、「国が意図的に隠し続けた証拠がない」などとして、控訴を却下しました。しかし地裁に続き第5福竜丸以外の元マグロ船員の被ばくを認め、「長年にわたり顧みられなかった漁船員の救済の必要性については、立法府及び行政府に一層の検討を期待するほかない」と示唆しました。1審に比べて、論点整理されていますが、政府寄りの判決内容が見られます。最高裁に上告すれば、さらに厳しく救済の道を断たれる判決が出る可能性があります。
高齢で病身の原告6名(被災船員5名、遺族1名)が提訴中に死亡し、残る被災船員のほとんどが癌などの手術後、療養中であり、出廷も困難です。一日も早い救済を実現していく上で、上告せず判決内容をいかし、船員保険法の適用による労災申請の提訴を3月に予定しました。厚生労働委員会の公開審理では船員保険部を追い詰めています。追加申請の3名に貨物船「弥彦丸」山本船医の遺族がおられ、ビキニ事件直後の船員の入院記録と「放射性物質による急性白血球減退症の疑い」の診断がされています。
現在、弁護団づくりを準備中であり、支援組織を野党共闘なみの国会議員・県議・民主団体・漁業関係者などに参加要請中です。3月中・下旬に高知で結成、提訴、記者会見を準備します。改めて全国の支援と参加をよろしくお願いいたします。
9月30日、社会保険審査会は、元船員11名全員の船員保険給付の再審査請求を棄却する通知を送ってきました。
5月16日に開催した、社会保険審査会公開審理では、参与8名中4名が救済を強く求めていたにもかかわらず、採決は参与の意見すら無視した裁決でした。
①船員保険部は、申請人である11名の誰一人も聞き取り調査をしなかった。
②現在の科学的知見で、水爆実験と元船員の被ばくとの因果関係を解明したにもかかわらず、全く無視して裁決した。
③採決の根拠に、当時の水爆実験を管理した米原子力委員会の軍事機密に満ちたデータを根拠に「100m㏜を超えるものではなかった」と結論付けた「有識者会議」の見解に追随したものだった。
本日、ビキニ核被災検証会と太平洋核被災支援センターは強い怒りを表明し、訴訟の検討に入る意思表明を明らかにした「ビキニ被ばく船員の船員保険再審査請求棄却に対する抗議声明」を記者会見で発表した。
筑紫哲也NEWS23「幡多ゼミ奮闘記」その1
筑紫哲也NEWS23「幡多ゼミ奮闘記 」その2
辺野古新基地建設の工事を止めるための10万筆以上の署名はニュース・リンク面にあります。
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振込口座 四国銀行 宿毛(スクモ)支店 (支店番号 : 225)
(普通) 口座番号 : 5159205
受取人氏名 : イマジヨウ タカシ
■7/10 ニュース・リンク面に下記のリンクを掲示しました
7/20高知地裁第205法廷
ビキニ国賠訴訟判決傍聴を
ビキニ核被災国家賠償請求訴訟の原告団のみなさまへ
写真集『NO NUKES』発刊にご支援を
ビキニ核被災国家賠償裁判の判決が一カ月後の7月20日?午後1時半~に迫りました。日米両政府による政治決着によって意図的に核被災の事実が隠ぺいしてきた被告(政府)の反論は全くないままです。判決への高い関心をぜひお寄せ下さい。
さて、昨年3月1日に32名の証言を紹介した『ビキニ核被災ノート』を発刊しましたが、新たな問題意識として、水爆実験を実施したアメリカ国民には実験の被害は知らされていないはずです。また、その後の核保有国の国民も、核実験の下での核被災者には思いを馳せることは無かったでしょう。
「NO NUKES「核はいらない」プロジェクト」は、今年11月、日英二か国語による写真集『NO NUKES』-ビキニの海は忘れない-の発刊を決意しスタートしました。資金援助をA-port(クラウドファンディング)で呼びかけています。期間は9月20日までです。現在の到達はまだまだです。ぜひご支援の輪をよろしくお願いします。
■「NO NUKES「核はいらない」プロジェクト」はこちらから
https://a-port.asahi.com/projects/no-nukes/■Facebookの「いいね」はこちらから
6月11日(月)~13日(水)にかけて、第五福竜丸元乗組員の大石又七さん(東京)、見崎進さん(静岡島田市)、池田正穂さん(静岡焼津)、第二幸成丸有藤照男さん(横須賀市久里浜)、第五良栄丸の田中廣さん(横須賀市久郷町)、第七大丸の柳原享さんの計6名の方々にお会いしてきました。ビキニ事件を発端に、日本で原水禁運動が大きく広がりました。しかし事件は、日米の政治的思惑で『第五福竜丸事件』に矮小化され、被害を受けた乗組員は地域から妬みと、ヒロシマ・ナガサキの被爆者と同じように差別にさらされていました。大石さんは東京に逃れクリーニング店を営むことになります。池田さんは、結婚を約束していた女性が事件後一度も会えず破綻し、京都に逃げるように移り住み「ビキニ事件」を自ら封印したそうです。
一方、ビキニ事件で核被災にあったその他の漁船と乗組員は日米の政治決着で「無かった」ことにされました。その結果、健康診断などの医療サポートは皆無で、若くして原因が分からないまま各種のガンで命を落としました。今、生き残った双方の被害者が語るのは、歴史の事実を政府は認めて、核被災者への支援を一日も早く、そして再び核の被害者は出さないでという事でした。写真集には第五福竜丸をはじめ20隻のマグロ漁船と、45名の元漁船員・遺族がビキニ事件の実相を語ります。核実験被災者の思いを日英二か国語で初めて発信する取り組みです。熱いご支援をよろしくお願いします。写真集には、川崎哲さん(ICAN国際運営委員)、尾崎正直さん(高知県知事)、吉永小百合さん(女優)、山下正寿さん(太平洋核被災支援センター)などから推薦いただきます。