- 11/13 「ビキニの海のねがい」絵本を広める会の読者ニュースが届きました。海外にも届けられています。
- 10/29
NHKスペシャル「第四の被ばく」に関して、岐阜の
松井和子さんより、三宅泰雄科学論集の「拓洋」「さつま」についての記述を紹介いただきました。
三宅泰雄科学論集第二巻「原子力を考える」内容と表紙
- 10/24 黒潮実感センターより第4回里海カンファレンスの案内
- 10/21 ノーベル賞平和賞関連の記事
- 10/12 日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞、 おめでとうございます。ビキニ事件の2年後に結成され「核兵器と人類は共存できない」と核被災者救済と核廃絶を世界に求め続けてきました。広島・長崎の原爆投下・ビキニ環礁での水爆実験国であるアメリカのオバマ大統領が被爆者団体より先に受賞したことに課題がありますが、迫りくる核兵器使用の現実性に向き合い、核兵器禁止条約の実行を世界に求める強いメッセージです。
高知新聞に、原爆被爆者とビキニ被災者を結ぶ報道がありました。実は、写真の岡村啓佐さんの叔父さん(高知・被団協)から、40年前に「高知の被爆者」の手記をまとめた冊子をいただき、幡多高校生ゼミナールが、長崎の被爆者・藤井馬さんの聞き取り調査から、ナガサキ・ビキニの2重被ばく者である藤井節弥さんの調査に発展しました。岡村啓佐さんは、現在、太平洋核被災支援センター副代表としてビキニ被災船員訴訟を支援し、その東京地裁での裁判傍聴に「被団協」が参加されています。時を経て、不思議な縁を感じます。源流から支流へ、そして大河となって世界をつなぐ海へ届くよう、 ノーベル平和賞の願いが活かされるようにしていきましょう。
来年の3月にニューヨークの国連本部で第3回核兵器禁止条約締約国会議が開催されます太平洋核被災支援センターから代表派遣し、「被団協」「Ican」とともに参加できるよう呼び掛けたいと思います。
- 10/10 「室戸の会ニュース」「ビキニの海のねがい」読者ニュースNo1 No2
- 9/29 井上まり(弁護士)さんより、 ウェビナーのご案内が届きました。
来月の10月27日(日)の午前10時から憲法学者の浦田賢治名誉教授(早稲田大学)を講師にお招きし、核被害者の権利について考える90分ほどのウェビナー【被爆80年世界核被害者フオーラム・プレ企画Ⅲ 世界核被害者の権利確立に向けて「世界核被害者の権利憲章要綱草案」を読み解く】を開催します。添付はウェビナーと来年10月の世界核被害者フォーラムのチラシになります。
10月27日のウェビナーの事前登録はこちらからお願いします。
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZAufuGvqT8rGtWVh9JKHoHQZ_psWUsVHzQM
【被爆80年世界核被害者フオーラム・プレ企画Ⅲ
「世界核被害者の権利憲章要綱草案」を読み解く】
講師:浦田賢治名誉教授(早稲田大学)憲法学者
日時:10月27日午前10時から(米国東部時間午後9時から)
オンライン約1時間半
コメンテーター:振津かつみ氏(医師)、海渡雄一氏(弁護士)、森瀧春子氏
司会:井上まり(弁護士)
共催:核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)
核の無い世界のためのマンハッタン・プロジェクト
講師:浦田賢治(うらた けんじ)プロフィール
早稲田大学名誉教授、憲法学者、前国際反核法律家協会副会長。著書に、「原発と核抑止の犯罪性:国際法・憲法・刑事法を読み解く」(日本評論社 2012)「核不拡散から核廃絶へ」(日本評論社 2010)他多数。『「グローバル・ヒバクシャ」の視点から読む国際法と日本国憲法』というテーマで2015年に広島市で講演した。
2015年被爆70周年に広島市での世界核被害者フォーラムの最終日に、「広島宣言」と11項目の核被害者の権利を明記した「世界核被害者の権利憲章要綱草案」が採択され、中国新聞でも報道されました。
「広島宣言」では、核被害者を「原爆の被爆者、核実験被害者、核の軍事利用と産業利用の別を問わず、ウラン採掘、製錬、核の開発・利用・廃棄の全過程で生じた放射線被曝と放射能汚染による被害者すべてを含む」としました。また、「核時代を終わらせない限り人類はいつでも核被害者=ヒバクシャになりうることを認識して、核と人類は共存できないことをあらためて確認」しました。
「世界核被害者の権利憲章要綱草案」には、被ばくによる健康影響に対する持続的な健康診断と最善の医療の提供を自己負担なく受ける権利(2世、3世および将来世代も含む)や、被害について加害者による謝罪と補償を求める権利、被曝労働を強制しない権利などが明記されています。
2025年に被爆80周年を迎えます。2021年1月に核兵器禁止条約が発効しましたが、核兵器は無くならないどころか、核戦争の危機や被曝の脅威は深まるばかりです。核被害や核汚染に苦しむ人々の救済や権利確立の課題もあります。
2015年の核被害者権利憲章草案から学べることは何か、草案作成の中心的な役割を果たした憲法学者の浦田賢治名誉教授(早稲田大学)をお招きし、世界核被害者の権利憲章要綱草案を読み解きます。2015年の草案に盛り込むことができなかった事項や、草案を今後どのように活用していくべきか、核被害に苦しむ地域からの声が政策に反映されるために何ができるか、これ以上ヒバクシャをつくらない世界に向けて、皆さまと一緒に考えたいと思います。
皆さまのご参加を歓迎します。
よろしくお願いいたします。
井上まり
資料
世界核被害者の権利憲章要綱草案
[Ⅰ]核被害者の権利の基礎
1 自然界はすべての生命の基礎であり、人類を構成し文明を享受するすべて人間は個人として生命、身体、精神および生活に関する生来の平等な権利を有する。
2 何人も恐怖と欠乏から免れ、平和で健康で安全に生きる環境への権利を有する。
3 人類の各世代は、あらゆる生物の将来世代の利益を損なわないよう、持続可能な社会を享受する権利がある。
4 国際連合憲章でうたう本来的な人間の尊厳と人民の自決権,世界人権宣言、国際人権規約その他の国際人権文書及び先住民族の権利の宣言など、これらの国際実定法が定める生命、健康と生存に関する諸権利、並びに生成途上にある人類の法の内容をなすべき慣習国際法の原則が存在する。
[Ⅱ]権利
(1)核時代に生きる何人も、現在と将来の核被害を防ぐために以下のことを求める権利を有する。
1 自然放射線・医療用放射線以外の放射線被曝を受けないこと。
2 被曝労働を強制しないこと。被曝労働が回避できない場合には、最小化すること。
3 医療被曝を必要最小限に留めること。
4 放射線被曝の危険性について、正確な情報を学校教育、社会教育を通して提供すること。情報には放射線被曝にリスクのないレベルはなく、とくに子どもや女性は被曝に対する感受性が高いことを含む。
(2)核被害者は次のことを求める権利を有する。
5 人格権、健康権を含むあらゆる人権及び基本的自由に対する核被害者の国内法上の権利を認めること
6 過去、現在と将来の被ばく(被爆・被曝)による健康影響に対する持続的な健康診断と最善の医療の提供を自己負担なく受けること。これには、被ばく(被爆・被曝)2世、3世および将来世代も含む。
7 核利用の結果もたらされたすべての生命と健康、経済、精神、文化への被害について、加害者による謝罪と補償を求めること。
8 放射能で汚染された土地、住居、地域社会の環境の回復および地域(民族)文化の再生を求めること。
9被ばく(被爆・被曝)状況について、加害者から独立した信頼できる科学的な調査と完全な情報公開を求め、この調査と個人情報に配慮しつつ情報管理とに被害者自身が参加すること。
10放射能汚染地への帰還を強制されないこと。被曝地から避難するか被曝地に留まるかの選択の自由が保障されること、いずれの選択をした場合でも、できる限り被曝を避け、健康を守り、生活を維持、再建できる支援を受けること。
11 放射能汚染で健康が害される環境での労働を拒否すること、拒否後も不利益取扱を受けないこと。
- 9/27 高知のビキニ訴訟第9回口頭弁論の報道です。
- 9/24 高知地裁への署名文の英訳 オーストラリアのDimityさん校正(核の真実プロジェクト共同代表、オーストラリアICAN理事)
- 9/18 NHKスペシャル「第四の被ばく」についての感想が届いています。ー「知りませんでした」が多く、「原発・医療など核の平和利用を唱えて進められた様子や核実験への政治対応がアメリカや日本国内を強く意識して行われていた経緯などが粘り強く取材されていました」「被災者の死亡を科学者や医師に放置させる、恐ろしい政治的犯罪だ」などの驚きと、困難な調査を進めたスタッフと支援者への賛美が多くありました。じつは、海上保安庁の観測船には放射能探知機がありましたが、この時同じような海域で操業していたマグロ漁船がいたことを知ってほしいと思います。
- 9/16 クローズアップ現代のビキニ被災報道に続き、大平洋核実験被災を追跡したNHKスペシャル 封じられた“第四の被曝(ひばく)” -なぜ夫は死んだのか-
1958年、海上保安庁の船「拓洋」と「さつま」の乗員113人が被ばく。その1年後、乗員の永野博吉さんが急性骨髄性白血病で命を落とした。妻の澄子さんは事件の実態を知らされずにその後の人生を過ごしてきた。非常に粘り強く追跡された番組でした。実は見終わって、ビキニ事件の時と同じ政府・アメリカがわの対応を感じました。実験直後におきた、隠蔽され未解決の船員死亡事件が2例あります。添付の 第7清寿丸で海葬された船員と第8順光丸で急性骨髄性白血病で死亡した船員です。この事件の異常な執着を持った政府対応の裏にアメリカ政府寄りの政治的圧力があります。私たちが何度も突き当たった壁です。ようやく開示した公文書にも執拗な隠蔽工作がありました。
近年、アメリカが公開した文書の中に、日本政府が米国に渡していた被災漁業者の被災状況を記載した文書があることが、NHKの調査により明らかとなり、NHKは、平成25年6月14日に、外務省に対して文書開示手続を取り、平成25年11月14日に文書開示があった。それを、後日、原告山下らは入手し、紙智子参院議員、福島瑞穂参院議員らの協力を得て、文書開示のため努力したが、その過程には以下のとおりの紆余曲折があり、被災漁業者の被災状況記載書面を開示するまでに抵抗が続いた。紙議員とともに、厚労省に対し、これまで本件被災文書を出さなかった理由と責任の追及、速やかな文書開示の要求を行った。ところが、本件被災文書の、被災船員の血液や尿の検査資料は、全て黒塗りされており、これも個人の氏名等個人情報を除いて開示するよう交渉を行ったが結論が出ず、福島議員が国会質問で開示を強く迫り、やっと解決した。
原告らは、今回の文書開示で、全ての文書が開示されたとは思っていない。アメリカには事件直後に船員の被災記録を含めて資料を渡しながら、被災船員を含め日本国民には、60年以上経てもまだ部分的にしか開示されない事実こそ、「日本の現代史の闇」であり、政府の責任を逃れることはできない。
- 9/15 ビキニ事件から70年 埋もれた被爆を訴える(山下正寿)
ラジオ深夜便9/12(木)11:15~11:35 9/20(金)まで聴き逃しで視聴可
- 9/13 第9回高知地裁口頭弁論案内
- 9/9 クローズアップ現代のビキニ被災報道に続き、大平洋核実験被災を追跡したNHKスペシャルです。ぜひ、拡散・録画して普及願います。封じられた“第四の被曝(ひばく)”
-なぜ夫は死んだのか-
初回放送日:2024年9月15日(日) 午後9:00〜午後9:55
1958年、海上保安庁の船「拓洋」と「さつま」の乗員113人が被ばく。その1年後、乗員の永野博吉さんが急性骨髄性白血病で命を落とした。妻の澄子さんは事件の実態を知らされずにその後の人生を過ごしてきた。1945年、広島・長崎への原爆投下。1954年のビキニ事件。それらに次ぐ“第四の被ばく”とも言える知られざる事件。その実態に独自取材で迫る。
- 9/7 ビキニ被ばく船員高知訴訟(損失補償訴訟)高知地裁への署名用紙が出来ました。
- 9/7 聞間元医師(静岡県・生協きたはま診療所長)より、送っていただいた久保山愛吉さんの唯一の音声テープを正確に記録する必要を感じました。音声テープMP3を関係者に聞いていただき、聞間元医師の記述をもとに次のように起こしました。死の灰の承認記録。
第五福竜丸を他のビキニ被災漁船と切り離し、孤立させてきた経過が見られます。「第五福竜丸の仲間への看護・治療への感謝や他のマグロ船員たちに放射能被害が広がる可能性を危惧する」マグロ漁船の無線局長・久保山愛吉さんらしい言葉ではないでしょうか。第五福竜丸乗組員と他の被災マグロ船員を結ぶ久保山愛吉さんの声として、再評価し、改めて伝えていくべきだと思います。
・アナウンサー・・・・「今は亡き久保山さんは、去る8月5日、国立東京第1病院で初めて行われた記者会見の席で、「水爆実験はやめてほしい」と次のように語っていました
・久保山愛吉・・・・「やめていただかなきゃ困るんですよ。それで私輸血やるのにね、輸血プラスマでもってね、ここへ来てね、やめたのがね6月7日まで点滴だったよ。それから3回くらいやったかね。まあ大勢になったら、おそらく大変じゃないですか。われわれ23名だからねえ、これまで手厚い看護も受け、治療も受けてんだけど、これがおそらく1000人、2000人だったら大変ですよ」
・アナウンサー・・・・「死の灰の初めての犠牲者・久保山愛吉さんはこのように語っていました。
- 9/3 支援センターたより№18「ビキニデーin高知」「総会」報告などです。
- 8/30 ビキニ事件当時の高知県議会議事録のコピー資料をPDFで保存したものを、お届けします。
県議会全会一致の核実験への抗議・決議案が、途中から、首長がアメリカ政府への被害補償に転じ、国・日かつ連などが慰謝料配分にかじを切った段階で、「余計なことを言うな」の指示が船主などにされ、政治決着で、「事件はなかったこと、被災漁民はいないこと」に情報コントロールされたことがこの記録でうらづけられるようです。先日のNHK土佐金の集録で被災船員が、ビキニ事件は「いわれん」ということについて---当事者の苦悩を示しましたが、自己責任にならないように今後、社会的背景の分析をよろしくお願いいたします。
- 8/29 山根和代さんより、ニューヨークタイムズ記事の和訳(フランス領ポリネシア核実験の影響)が届きました。
アメリカのDePaul
Universityの宮本ゆきさんから送られてきたニューヨークタイムズ記事の和訳(翻訳ソフトのDeepLによる仮訳)です。ウェビナーでは、ニューヨークで軍縮教育を推進されてきたキャサリン・サリバンさんが、この記事について述べ、どれがポリネシアでどのような影響を与えたのかという質問がありました。報告者のアナイスさんによると、この記事はタヒチでは報道されなかったので、人々は知らないし、影響はなかっただろうというお返事でした。(タヒチでは、フランス語と先住民の言語が使われるので)ポリネシアのヒバクシャの状況を知る上で、参考になると思います。
- 8/29 紙芝居「ビキニの海ねがい」が本になります (申し込み用紙)
- 8/29 山根和代さんより、「核の真実プロジェクト」(uclear Truth Project)というNGOのウェビナーの報告が届きました。
8月20日に「核の真実プロジェクト」(uclear
Truth Project)というNGOのウェビナーがありました。
被爆者の取材に関する配慮についてまとめた文書(プロトコール)をカザフ語、ロシア語に翻訳した青年、フランス領ポリネシア(タヒチ)の言語に訳した女性、そして日本語に訳した山根(リコ・ロバートソンさんの和訳を校正)の3人が、報告しました。
ポリネシアでは、フランス政府が資金を出して被爆者関係の研究をしているものの、本当に被爆者のための研究かどうかは疑わしいようです。研究者やジャーナリストなどは、トラウマ体験などを共有することに同意した人々に、助成金や謝礼を支払うべきだという意見がありました。文書はフランス語で書かれ、たとえ高額な旅費を出してフランスへ行っても、あちこちにあって、資料を入手することは容易ではない点も指摘されました。
カザフスタンでは、何度も核実験が行われ、若者の健康被害が続いていると報告がありました。京都の被爆二世健康調査結果の英語版を送ると、共通していることが多いし、異なることもあるとのことでした。今後の交流で、いろいろ情報の交換をしていくことができると思います。今後、核兵器禁止条約締結国会議へ報告したいと言っていました。
カザフスタンとネバダ核実験のヒバクシャの連帯は以前からありましたが、今後さらに多くのヒバクシャと交流、連帯をしたいと言われています。
日本のように被爆二世の会があるのかどうか質問したら、みんなが核実験の被害者で、その子ども、孫、ひ孫も放射能の影響を受けており、特に二世の会のような組織はないそうです。
私は日本の被爆者の抱える問題や、現在行われている元船員の訴訟などについて報告しました。
なおリンク先は、次の通りです。(英語です。)
- 8/22 ビキニの鵜海からの証(劇団the.創)
- 7/26 山根和代さんよりのメールです。「世界のヒバクシャ」「第2部: 第5福竜丸の被災者たち」に第2幸成丸・山下無線局長が記録されています。また、クローズアップ現代の感想・新聞を掲載します。
世界のヒバクシャ
https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?post_type=exposure
ウェブ版『世界のヒバクシャ』は、1989年5月から翌年5月まで1年間、中国新聞に掲載された134回にわたる記事や特集記事を基に、1992年に講談社インターナショナルから出版された英語版Exposure: Victims of Radiation Speak Out に準じて構成されたものである。
- 7/20 吉永小百合さんのインタビューでの問題提起
- 7/17 クローズアップ現代
- 7/14 山根和代さんよりのメール「平和のための博物館市民ネットワーク通信」ミューズ6月号と先日のメールに、『アトミック草原』の本の添付ファイルが欠落してしましたので、追加させていただきます。また、「ビキニ船員訴訟ニュース」No8を届けます。
- 7/14 長谷川千秋さんよりのメール・「非核ニュース225号」にビキニ被災支援の報告がされています。
- 7/13 山根和代さんから
7月15日22時より、カザフスタンの被爆者などについて、『アトミック草原』の著者によるお話があります。(英語です。)登録のためのリンクはこちら:
イベントの詳細についてはウェブサイトをご覧ください:
https://nucleartruthproject.org/events/
『アトミック草原』の本ですが、ファイルを添付いたしました。
セミパラチンスクの被爆者については、森住卓著『セミパラチンスク: 草原の民・核汚染の50年 』(1999)や『六本足の子牛: カザフスタン共和国』( 2009)などで、知ることができます。
「アトミック草原:カザフスタンはいかにして原爆をあきらめたか」という本の原文は英語で、日本語版は出版されていません。以下は、核実験の放射能が被爆者と子孫へ与える影響に関する部分に注目して、和訳を抜き書きしたものです。核実験について知らされていなかった住民は被爆し、その子孫への影響が書かれています。ソ連から独立したカザフスタンは、世界第4位の核保有国になるはずでしたが、米国、ロシア、その他の国々と交渉を重ねた結果、非核保有国になることを決断しました。その過程が詳しく書かれています。印象的であったのは、政治家よりも科学者や技術者が国境を越えて協力をしたこと、また長年無視され放置されていた被爆者の住民が立ち上がったこと、さらにネバダ核実験の風下の人々と連帯し始めたこと、被爆の苦しみの中でもたくましく生きている様子でした。特に核実験が被爆者とその子孫に与えた影響について、参考になりますと幸いです。
- 7/13 NHKクローズアップ現代で、吉永小百合さんゲストの報道案内が届きました。吉永小百合さんは1990年制作のドキュメンタリー映画「ビキニの海は忘れない」のナレーター参加から、幡多高校生ゼミナールOB会主催の「おりづる祭」、映画「母べえ」上映会で2度、四万十市を訪問されるなど、幡多高校生ゼミナール・OB・顧問の活動を励まし続けてこられました。NHKクローズアップ現代のスタッフは、再三の高知調査・ロケで、困難な証言を記録し、編集されたものです。ぜひ、ご覧のうえで拡散され、DVD記録をお願いいたします。
クローズアップ現代「“隠された”被ばく者 ビキニ事件70年・救済巡る闘い」
7月17日(水) 午後7:30〜午後7:57
「惨めに死んでいった仲間のためにも、“なかったこと”にはできない…」今、日本である裁判が続いている。70年前、ビキニ水爆実験で被ばくした“第五福竜丸以外”の漁船の元乗組員らの救済を巡る裁判だ。一度は日米両政府の間で政治決着が図られながらも、地道な調査で掘り起こされたビキニ事件の実態。長年、事件を見つめてきた吉永小百合さんと共に、事件の“真相”と元乗組員たちの70年について考える。
https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/episode/te/2ZMVWQLQRK/
- 7/2 津賀ダム平和の碑建立15周年記念のチラシ
- 6/30 山根和代 さんから
書評
『アトミック草原:カザフスタンはいかにして原爆を手放したか』7月15日の22時より、著者のお話を聞くことができます。(英語)
カザフスタンは30年間、西側諸国にとって信頼できる安全保障上のパートナーであったが、ソビエト連邦解体時に自国に降りかかったソ連の核遺産についてはほとんど語ってこなかった。これまで語られることのなかったカザフスタンの核兵器放棄の物語が、トグザン・カッセノヴァ著の新刊『Atomic Steppe: How Kazakhstan Gave Up the Bomb』で語られる。この本は、タイトルから想像される以上のものである。カセノワ博士は歴史的なレンズを通して、ロシア、中央アジア諸国、他の旧ソビエト共和国、そして西側諸国との間にある断層を探っている。歴史上最も重要な地政学的出来事のひとつをスリリングに描いている:カザフスタンが平和と安定のために核保有を放棄したのである。本書は、カザフスタンの核政策の立役者の一人であった実父を持つ著者による、10年以上にわたる丹念な研究の集大成である。書評 アトミック草原:カザフスタンはいかにして核兵器を手放したか』(原題:Atomic Steppe: How
Kazakhstan Gave Up the Bomb)科学的、政治的、技術的、物流的、社会的な観点から、核兵器の開発が冷ややかなまでに詳細に描かれている。原子の中に閉じ込められたエネルギーを解き放とうと科学者たちを駆り立てた動機から、彼らがソ連の軍部ヒエラルキーからどのように扱われたのか、そして彼ら自身が実験の無意識の犠牲者をどのように扱ったのかなど、様々な側面がある。
https://www.ocamagazine.com/2023/02/06/book-review-atomic-steppe-how-kazakhstan-gave-up-the-bomb/
-
6/21 山根和代さんより「核の真実プロジェクト(NGO)の通信」の「米核実験被害者とその訴訟」 山根和代 著やマーシャル諸島の核実験の証言映像が送られてきました。ぜひご覧ください。
- 6/12 絵本「ビキニの海のねがい」の報道
ニューヨークの井上まり弁護士から、マーシャル諸島の「国立核委員会」のニュースレターが送られてきました
紙芝居をもって行進している下本さんと濱田さんなど写真が多く、集会の様子がよくわかります。
https://drive.google.com/file/d/1kHefPIuu1DlBeCV4Qu0YrTKMKwiy3mto/view
- 6/12 ビキニデー高知の特集・室戸の会ニュースNo58
先月放送の「とさ金」・証言 ビキニ事件~高知船員たちの70年が、高知県内向けに放送した内容を再編集して、全国放送することになったとの連絡をNHK高知よりいただきました。支援センターより転送・お知らせします。可能な方は録画をよろしくお願いいたします。
NHK NEWS 「おはよう日本」
6月21日(金) 7:00~7:59(このうち約10分の特集で放送予定)
- 5/25 山根和代(立命館大学客員研究員)さんより
ニューヨークタイムズ「米国の核実験の犠牲者は、これ以上の補償をされるに値する」の注目される記事を送っていただきました。
- 5/22 ビキニ被ばく船員訴訟を支援する会の皆様へ(案内)
5月24日(金)午後2時から、高知地裁(205号法廷)での、第8回口頭弁論への傍聴案内と、その後に報告集会と記者会見の案内を支援する会とマスコミ関係者に案内にいたしました。
去る5月14日には東京地裁409号法廷で第4回口頭弁論が開催され、オンラインで南弁護士と高林弁護士が同席されました。内藤弁護士が放射性降下物による内部被ばくの実相について意見陳述をされました。これから病気との因果関係について被告側の反論準備書面が出てくる段階となっていると伺いました。高知から下本原告団長と濵田、橋元が参加しました。
また先日ご案内しました、ビキニデーin高知2024では、全体会でのシンポジウムで、静岡医療生協医師の聞間元さんをコーディネーターとして、弁護士の内藤雅義さん、奈良大学教授の高橋博子さん、福島医療生協医師の齋藤紀さんの3人のシンポジウムを開催したところです。また翌日の第1分科会では、南弁護士に高知地裁での争点、内藤弁護士に東京地裁での争点について、報告を戴きました。また「黒い雨」訴訟を支援る会事務局長の高東征二さんの報告、グアム在住の元米軍兵士ロバートさんが、グアム在住の被爆者に対してアメリカ政府にRECAの適用を求めるたたかいをされ、この5月末までに確定する経過についてオンラインで報告して戴きました。
引き続きまして、よろしくお願い申し上げます。
ビキニ被ばく船員訴訟を支援する会 橋元陽一
- 5/21 NHK高知の「証言 ビキニ事件」の特集のお知らせです。可能な方は、録画願います。
船上から目撃した真っ黒な雲。水揚げしたマグロを廃棄させられた経験。そして、数年後に自らの体に起こった異変…事件の後、一度は口をつぐんだ船員たちが、今回、NHKの取材に対して貴重な証言を寄せてくれた。「ビキニ事件」から70年。彼らは何を見て、何を感じたのか。そしてなぜ事件について口を閉ざしたのか。証言をもとにひもとくとともに、事件を風化させず次の世代に語り継いでいくために何が必要か、考える。
・下本節子さんより
- 5/20 5月11日と12日に高知でビキニデーin高知2024が開かれました。
今日は、12日の第2分科会から2つと閉会行事をアップしました。
「日本政府に核兵器禁止条約への参加・署名・批准を求める意見書」採択https://www.youtube.com/watch?v=hcvjf6iuvX8
太平洋核被災支援センターの活動ー調査・研究・被災者支援https://www.youtube.com/watch?v=3qX7Qk7zQBY
ビキニデーin高知2024閉会行事https://www.youtube.com/watch?v=p9yB1wVGhWg
五井信治
- 5/19 ビキニデー高知の全体会の記事です。
ビキニデーin高知の皆様
事務局の浜田さん、シンポジウムの講師を務めた高橋博子先生、内藤雅義先生のご了解を取りまして、お二人の講演をユーチューブにアップさせていただきました。ご覧ください。
軍事研究としてのフォールアウト研究https://www.youtube.com/watch?v=7oh_mCGZd5I
シンポジウム質疑応答
https://www.youtube.com/watch?v=7SbxdIhppww
五井信治
- 5/18 マーシャル諸島:核の影に埋もれて |NHKワールドJAPANニュース
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/videos/20240516203614388/
- 5/13 昨日、長谷川千秋さんから「ビキニデーin高知2024」開会にあたり連帯メッセージを送りたいとコラムが届きましたので、それを本会ホームページに掲載しました。ご覧いただけたらと念じます。
非核の政府を求める京都の会 ホームページ http://kyoto-hikaku.la.coocan.jp
長谷川千秋さんのコラム 上 http://kyoto-hikaku.la.coocan.jp/tiaki20240510.pdf
下 http://kyoto-hikaku.la.coocan.jp/tiaki20240511.pdf
- 5/3 ビキニデーin高知2024ニュースNo6
- 5/1 ビキニデー高知in高知ニュースNo5
沖縄平和ゼミ 上原之映さんより
4月28日、沖縄屈辱の日と言われていますが、沖縄平和ゼミで焼津集会の報告と、愛吉すずのバラの譲渡会を行いました。沖縄タイムスが取材にきてくれて、静岡・高知・沖縄へのつながりにも言及してくれている記事となりました。バラは、南城市でバラ園をなさっている小池喜代子さんが育ててくれることになりました。9条の会もなさっていて、私たちの報告もとても熱心に聞いて下さいました。小池さんのバラ園を拠点に、バラを大きく育てていただいて、また、沖縄県内各地 できれば公的な場所に譲渡していってビキニ被災のことを伝えながら、反核平和の気持ちを育て広げていきたいと思っています。
- 4/29 聞間 元(生協きたはま診療所長)さんより、今年の科学者集会が静岡大学で開催され、原水爆禁止科学者集会のチラシがとどきました。
- ビキニ事件70周年特集 チラシPDF 静岡高校生集会
5/3~5/11自由民権記念館
- 4/4 室戸の会ニュースNo57号
- 4/1 静岡・粕谷さんより転送
3/31 ビキニ70周年特集
赤旗連載記事 赤旗連載記事2
- 3/28 ビキニ事件70周年特集、朝日新聞「マーシャル訪問」
マーシャル訪問 朝日新聞
- 3/24 5/11・12ビキニデーin高知2024 ニュースNo3 4/12ビキニ集会・報告集会チラシ
集会への参加申し込みをお願いします。
「ビキニの海の願い」紙芝居から本への変身本完成しました。完成報告会&記者発表 4月1日(月) 16時~17時高知城ホール3階会議室です。こちらにもぜひ参加していただき盛り上げてください。1000冊刷っています。マーシャル訪問報告会は4/12(金)15時~16時半 高知城ホール三階会議室です。こちらも 楽しそうです
- 3/21 高知新聞記者 仙頭さん「追憶のマーシャル」
第1回 「何も知らされなかった」米国による水爆「ブラボー」の核実験
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/725389
第2回 元船員の記憶 「マグロふててこい」と
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/725633
第3回 支援者の調査 今、聞かないといけない
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/725769
第4回 遺族の闘い 核問題 訴える使命
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/726048
第5回 元教師の信念 やらないと壁は崩れない
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/726301
- 3/13 支援センターたよりNO17
- 3/2 五井信治 さんよりビキニ被爆70年「三崎とビキニ事件」の動画
2月15日に行われた
ビキニ被爆70年「三崎とビキニ事件」の動画をお送ります。ご覧ください。
ビキニ被爆70年「三崎とビキニ被爆」https://www.youtube.com/watch?v=OIq2wrpL-TM
大石又七とマグロ塚https://www.youtube.com/watch?v=YPDlMJerPhE
川口重雄さんよりのお知らせ
【NHKEテレ 番組のご案内】 2024年3月3日(日)、3月9日(土)
マーシャル諸島での水爆実験「ブラボー」から70年。マーシャル諸島の核被害を追い続けてきたフォトジャーナリスト・豊﨑博光さんの人生を伝える番組が放映されますので、ご案内させていただきます。核兵器が使われる危険性が消えない今、世界のヒバクシャに目を向けてもらう機会になればと思っております。
(昨年8月に放送された番組の再放送です)
『こころの時代-「見えない痛みを託されて フォトジャーナリスト豊﨑博光」』
2024年3月3日(日)午前5時から6時 NHK Eテレ
3月9日(土)午後1時から2時 NHK Eテレ
フォトジャーナリストの豊﨑博光さんは、世界の被ばく者の写真を撮り続けてきた。その原点は、米国の水爆実験が繰り返し行われたマーシャル諸島で被ばくした人々を取材したことだった。被ばくした後に流産した女性、自給自足が可能だった豊かな島が放射能に汚染され移住を迫られた人々。何度も現場に足を運ぶ中、マーシャル諸島の人々から「伝えて欲しい」と託された、目に見えない被ばくの痛みとは?豊﨑博光さんの人生に迫る。
https://www.nhk.jp/p/ts/X83KJR6973/episode/te/YV46ZXLQKV/
ビキニ水爆70年、地域壊す 現地で被ばく者追悼(共同)240301
https://www.47news.jp/10591273.html
核実験犠牲者の追悼式典の会場に向け行進する下本節子さん=1日、マーシャル諸島の首都マジュロ(共同)
【マジュロ共同】南太平洋の島国マーシャル諸島のビキニ環礁で米軍が行った水爆実験から70年を迎えた1日、被ばくした高知市の漁船員遺族が参加し、追悼行事が首都マジュロで開かれた。1946~58年に67回の核実験が行われた結果、深刻な汚染が残った実態が近年明らかに。ビキニに加え「死の灰」が降ったロンゲラップ環礁でも島民の帰還が実現せず、移住を容認する米国へ人口が流出、地域社会が壊れつつある。 54年の水爆実験では周辺住民のほか、静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」の23人を含む日本の漁業者らも被ばくした。
- 3/1 昨日、3.1ビキニデー前日の第21回ビキニ研集会が開催されました。40名ほどの参加でした。
高橋博子さんの記念講演がメインで、会場参加者との質疑、意見交換もできて大変良かったと思いますが、静岡エバーグリーンの粕谷さんの「ばらの祈り~死の灰を越えて」高校生の朗読劇のDVD制作の報告、参加していただいた南弁護士、内藤弁護士からの高知と東京の訴訟報告も大変好評でした。
この時に私が作成して紹介した資料(300円で頒布しましたが)をPDFでお送りします。
ビキニ事件の概略を理解するうえで、参考になるかと思います。拡散を歓迎します。 聞間 元
- 2/15 室戸の会ニュース56号
- 1/24 静岡県のエバーグリーン・粕谷たか子さんよりの依頼です。高校生たちのいい学習機会を準備中です。ゼミOB・高校生の参加、急ぎご検討ください。参加旅費補助は、ご相談ください。山下正寿
「3・27-28全国高校生平和集会in 焼津」の件です。
活動内容は、2日目のグループ学習講師が少し変わります。FBでご覧いただいたように、静岡の参加者を増やす努力をした結果、たくさん参加してくれることになりました。他県からの参加が少ないようです。どうぞ、高知からぜひとも参加くださいますよう、手配をお願いします。
ビキニ水爆被災事件学習と運動に、高知は欠かせません!
- 1/17 2月29日の静岡でのビキニ研集会のチラシを掲示します。日本原水協集会の分科会の時間と並行して同一会場内で行われる最後のビキニ研集会です。日本原水協の了解も得て開催されます。
- 1/6 新年明けましておめでとうございます。
昨年に比べ穏やかな新年を迎えたのですが、早々に発生した能登半島地震、2日の羽田空港での大惨事事故、昨年から続く大疑獄事件、世界に目を向けると長期化が予想されるウクライナ戦争に、イスラエルのガザへの無差別攻撃が続いています。しかし国連を中心にした世界の大きな流れは、核禁条約の価値を高めながら3周年を迎え、高知市で初めて原水禁と原水協が主催団体となって、第五福竜丸平和協会事務局長の市田真理さんをお呼びして1月20日(土)午後1時半~県民文化ホール4階多目的室にて「県民のつどい」が開かれます。今年はビキニ被災70年です。元漁船員と遺族が高知地裁、東京地裁で裁判をたたかっています。二つの裁判は今年注目を集める年になります。1月20日の「県民のつどい」にぜひご参加いただきますようご案内申し上げます。
- 以下は2023年
- 12/14 「室戸の会ニュースNo55」を届けます。
昨日の「わが友第五福竜丸」高知上演は、演劇の底力を感じる見事なものでした。見えにくい放射能汚染を見えるように演じていました。海水汚染・食物連鎖による人への影響を歴史的・科学的に伝えることに挑戦された演劇だと思います。特に、被災漁民は、表情・しぐさ・動きがそっくりでした。高知の上演に特別に「バラ抜き歌」を生き生きと演じてくれたことに観客への熱い思いを感じました。ありがとうございました。
- 12/12 「わが友第五福竜丸」高知上演の前日の今日、高知新聞に元共同通信編集委員の上野敏彦さんが記事を載せてていただきました。ありがとうございます。
我が家の「愛吉すずのバラ」が3輪、寒風の中、咲き始めました。
- 12/10
全国高校生平和集会50回記念オンライン集会があります。④ビキニ事件の被災船を追ってー幡多ゼミOBの橋崎律子さんが報告します。
◆12 月10 日(日) 19時~21時
プログラム
第一部 卒業生が語る高校生平和ゼミナール50年の歩み
①広島高校生平和ゼミナール結成のころ
②長崎高校生平和ゼミナール結成のころ
③原爆瓦発掘運動と原爆犠牲ヒロシマの碑
④ビキニ事件の被災船を追って
⑤登戸研究所の調査活動から
⑥世界の子どもの平和像建設の運動
⑦イラク戦争反対の全国高校生平和大集会
⑧震災と原発
第二部 各地の高校生平和ゼミはいま
①埼玉 ②東京 ③エバーグリーン静岡 ④愛知 ⑤広島 ⑥沖縄
第三部 特別発言
①長崎の高校生平和大使・高校生一万人署名活動
②ふりそでの少女像をつくる会
③東京学生平和ゼミナール
まとめ 高校生平和ゼミナールの意義と課題(澤野重男さん)
●主催 高校生平和ゼミナール全国連絡センター
- 12/8 支援センターたよりNO16を掲示します。幡多ゼミOB会の活動.高知県史編纂現代部会のメンバー取材、劇団「燐光群」主宰の坂手洋二氏と第5 福竜丸平和協会事務局長の市田真理氏、幡多フィールドワーク、などを掲載しています。昨日から、被災者・遺族に文旦・ひがしやまなど地域食材の年末お見舞いの贈り物届けがはじまりました。来年ビキニ事件70周年です。ご支援よろしくお願いいたします。
- 11/16 12月13日(水)オレンジホール 19:00開演 劇団燐光群「わが友、第5福竜丸」
- 11/7 渡辺謙一監督より、この夏の巡回上映の報告です
- 11/4 ノーモアヒバクシャ東京訴訟の記録集が完成しました。 希望される方は、添付のチラシにより申し込んでいただけると幸いです。
- 10/28 第6回口頭弁論 準備書面とその要旨
- 10/25 高知地裁で、10月27日、第6回口頭弁論が開廷されます。添付しましたチラシに集合場所、開廷時間、その後の報告集会と記者会見など、記載しています。時刻と場所を確認して戴き、多くの皆さんの傍聴、報告集会への参加をお願いします。また、東京と高知での裁判支援のために、山下さんたちがこれまで取り組まれてきた資料の整理や、さらに必要な調査などについて検討していくプロジックトチームを立ち上げることを検討しています。引き続き、報告・連絡して参ります。よろしくお願い致します。
- 10/24 静岡の粕谷さんより、来年のビキニ水爆被災70年を前にして、添付のように、絵本「ばらの祈り~死の灰を越えて」をDVD化しましたと紹介いただきました。その絵本の中に、以下のような久保山さんのラジオ放送の記述がありました。貴重な記録を入手いただきました(50秒)。
内容:「水爆はやめてもらわにゃ困るんですよ。僕らは23人だからこれまで手厚い看護も受け、治療も受けてきたんですが、これが1000人
2000人になったら大変ですよ。」
- 10/13 10/27ビキニ被ばく船員訴訟 第 6 回口頭弁論 案内チラシ
- 10/13 ビキニ被ばく船員訴訟を支援する会のみなさまへ
劇団燐光群から、案内が届きました。高知は、12月13日、オレンジホールで公演です。支援する会、太平洋核被災支援センターも応援しています。ぜひ観劇の輪を広げてください。チケットの取扱いの窓口になっています。声をかけてください。
1983年に旗揚げした燐光群は、今年創立40周年を迎えました。創立40周年記念公演第2弾となる新作『わが友、第五福竜丸』を、11月17日より座・高円寺、続いて、名古屋、焼津、吹田、岡山、高知、和歌山で上演します。ぜひお誘い合わせの上、ご覧下さいますようお願い申し上げます。
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2024年で70年という節目の年になる、「ビキニ事件」。1954年、アメリカの水爆実験により被災したマグロ漁船・第五福竜丸の存在は、「原爆」投下後の世界、核の問題を、世界じゅうの人々があらためて考える契機になりました。日本で原水爆禁止運動が始まったのは、この事件がきっかけです。
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第五福竜丸を「わが友」と呼ぶ人々。他の港から出航し同様に被ばくした漁船と乗員。 大平洋の放射能を調査する研究者たち。水爆実験が行われたマーシャル諸島では多くの人が健康被害を受け、水爆ブラボーの作った巨大なクレーターは今も残っています。実験に携わった兵士たちの中にも、被ばくした人たちがいます。今も核実験は行われており、世界の軍拡は留まることを知りません。東日本大震災時の原発事故による被害も含めて、放射能汚染の問題は棚上げされ続けています。
『わが友、第五福竜丸』は、「ビキニ事件」以後の「核」にまつわる事件を通して、戦争と平和、自然を守り、人間の未来を希求する、芸術性と社会性を両立した演劇作品です。
燐光群が、かつて地雷とその撤去の問題を多彩な視点から描いた『だるまさんがころんだ』に続き、演劇という場で、この混沌とした世界の現実に、向き合います。
第五福竜丸は1947年、和歌山県串本町でカツオ漁船として建造され、ビキニ事件後に演習船に改修され、1967年に廃船処分後、「夢の島」の埋立地に放置されました。このことを知った市民のあいだから保存の動きが起こり、1976年から現在まで、東京都立第五福竜丸展示館で展示・公開されています。
本作は、展示館を管理する公益財団法人第五福竜丸平和協会との、共催事業になります。
三十年以上にわたって活動してきた大西孝洋、猪熊恒和、鴨川てんし、川中健次郎ら劇団中枢メンバーに加え、武山尚史ら新世代の活躍も注目を集めます。多くの話題作に出演してきた円城寺あや、南谷朝子、小山萌子、三浦知之、彩萌等を客演に迎えます。
これまでも燐光群作品に出演してきた、竹下景子、佐野史郎も、声の出演で参加致します。ニューヨークを拠点にするリアン・イングルスルード、相澤明子らも、映像部分で出演します。
創立40周年記念公演第2弾に相応しいスケールと内容の作品に、どうぞご期待下さい。
- 10/2 室戸の会ニュースNo54
- 9/28 ビキニ事件を子どもたちに伝える絵本DVDが静岡で、紙芝居を絵本にする高知の取り組みが同時に始まっています。いずれも世界を視野に、核廃絶の願いを込めて英訳付きです。よろしくおねがいします。
- 9/12 ビキニ被ばく船員訴訟の準備書面 内藤報告の資料
- 9/11
ビキニ被ばく船員訴訟を支援する会のみなさまへ
9月12日14時から、東京地裁で第3回口頭弁論が行われます。弁論後、報告集会が行われます。全国民医連の岸本さんが配信してくださいます。配信先を笹島さんから、連絡を戴きましたので、お届けします。ぜひ参加して下さい。https://us02web.zoom.us/j/81177928512?pwd=RjR1N0JQNXlYYlJqL1lsYXlOQUJXUT09
ミーティングID: 811 7792 8512
パスコード:
350035
9/3 2003年小柴博士が、小泉純一郎氏に核融合研の重水素(トリチウム)実験を止めるよう進言していますね。
汚染水放出について、コメント、
記事、本の引用を紹介します。
それにしても、汚染水放出の直後に大臣やアメリカ大使館の中日大使が、そろって福島の刺身を食べている映像をテレビが流したのにはあきれかえりました。ビキニ事件の時も同じ映像記録を見たことがありますが、海中の放射性物質は、食物連鎖による濃縮で魚の身に取り込まれるのに3か月以上かかるのに「直後にたべて大丈夫」という全く科学的根拠のない・デマを政治的に演出し、マスコミもチェックできずに流す。汚染水放出nがいかに危険かを証明しています。ビキニ事件の俊コツ丸などと違って、福島原発汚染水放出に科学者グループの公式分析が見られない。事故を起こした日本の政治家が、中国を批判する材料にするなど国際的に日本の信用を落としていっている。
コメント(今城隆さん・支援センター・元理科教員)
トリチウム水の線量レベルが無視できて飲んで大丈夫としても・・・。
環境に放出され、藻類がトリチウム水を使って光合成し、デンプンなどの有機物分子構造に組み込んでしまうと、あらゆる生物体のDNA構造の中にもトリチウムが組み込まれる。そして半減期12年でトリチウムがヘリウムに変化すれば、塩基を繋ぐ水素結合が無くなりDNAが壊れ始め、時計仕掛けのようにガンの発生率が高まるというシナリオは容易に想像できる。放射線が細胞に照射された(被ばくした)時、DNAをぶち抜いて修復できなくなればガンになるというシナリオよりも、有機トリチウム化が危ないイメージを持ちます。
他国はトリチウム以外含まれない2次冷却水の放出。フクイチは1次冷却水の放出。フクイチでは、溶け落ちたデブリに冷却水が触れ、その汚染水と地下水が原子炉建屋に溜まりつづけるので、それをALPS処理してタンクに保管していたが、海洋投棄することにした。しかし、処理水タンクの7割は基準値に達しておらず、残留濃度はまちまち、4桁の差も珍しくない状態
(原子力市民委員会)。海水に投棄してヤバい証拠を消そうとしているだけでしょう。
- 9/1 太平洋核被災支援センターは、ビキニ事件の調査で、福島原発の放射能汚染水の海洋放出が続けば、食物連鎖による濃縮の危険性を被災船員の晩発性障害を通じて実感してきました。マスコミなどで「風評被害と補償問題」にスポットがあてられる傾向もあり、ビキニ事件の過ちを繰り返す危険を感じ、見解を述べたいと思います。よろしくお願いいたします。。
原発汚染水海洋放出についての見解
— 政府主導による被災実態隠しを許さず、原発汚染水海洋放出を中止し、豊かな海と漁業を守る科学的対策を求めるー
2023 年 9月1日 太平洋核被災支援センター
8月24日トリチウムを含むALPS処理水の海洋投棄が始まった。太平洋核被災支援センターは、ビキニ事件と福島原発事故の関連性について調査・研究をつづけており、放射能汚染水の海洋放出が続けば、食物連鎖による濃縮の危険性について見解を述べたい。
ビキニ事件は、1954年3月~5月の6回の水爆実験による海水汚染であり、ストロンチウム、セシウムを中心とする放射線各種が問題視されたが、海水で薄められるので問題ないと言われていた。しかし、海水汚染は黒潮に沿って日本近海から太平洋全体に広がり、汚染マグロは3月~12月まで食物連鎖で濃縮されつづけた。日本政府はアメリカ原子力委員会メンバーの主張に沿って、12月でマグロの放射能検査を中止し、日米政府の政治決着によって「慰謝料」で事件の「幕引き」を行った。
ALPS処理水の海洋投棄は、トリチウムを中心とする放射線各種であるが、保管タンク134万トン、1日平均90トンの汚染水が発生し続けている。溶融核燃料(デブリ)処理ができずに30年以上汚染水を放出し続けるとしたら、海水汚染の食物連鎖による濃縮は深刻となる。IAEAは原発の普及に賛同し、核保有国よりの「機関」であり、福島原発対応では、現代の深刻な状況を招いた責任が指摘されている。
ビキニ事件と福島原発事故で共通している政府主導の対応は、都合の良い「科学的資料」を操作し、不都合な資料を隠蔽してきた。ビキニ事件の時も水爆実験に反対していたマグロ漁業団体を「反対すればマグロの値段が下がるだけだ」と政治主導し、アメリカ政府への慰謝料請求中心にした結果、長期にわたる放射能汚染の人体・環境への影響に対する責任を放棄することになった。そして、汚染海域で操業を続けたマグロ漁民の放射線被ばくが、70年たった現在判明し、被災船員救済の裁判が行われている。「ビキニ事件の誤った政治判断を繰り返さないために、そして豊かな海と漁業の未来のために」原発汚染水海洋放出に反対する。 |
- 8/31 山根和代さんが、長文を翻訳され、送付していただきました。日本の平和教育、機密保持などの分析もあります。転送させていただきます。井上まりさんの記述は、p69~70です。
「井上まり氏は、日本の漁師と彼らの救済を求める地域の話の中で、核被害の矮小化について詳述している。私たちは、国際的な秘密主義がいかに秘密主義を容認し、被害者意識を抑制してきたか、そして日本の学者や地域社会の人々が、国境を越えたアーカイブ戦略を用いて加害責任を明らかにしてきたかを高く評価するだろう。」
7月に核の真実プロジェクト(https://nucleartruthproject.org/)で出された報告書「核の秘密に挑む:核文書館における倫理、階層制度、アクセス障壁に関する議論」の日本語版を作成しました。
井上まりさんに関係する部分は、チェックしていただきました。
今後イラストをオーストラリアのDimityさんが入れて下さるそうですが、取り急ぎファイルをお送りいたします。(従ってページ数は、英語版のままになっています。)
- 8/22 「放射線を浴びたX年後3 サイレント・フォールアウト」の上映会が9/3(日)13時からソーレで行われます。、太平洋核被災支援センターも共同主催となっています。今、隠された核問題が、多くの方々の努力で表に出てきています。核兵器を生産し保有しているアメリカに核汚染が広がっているのは当たり前、しかし、それらは隠され続けていました。誘い合ってお運びください。
- 8/18
ニューヨーク井上まり弁護士さんより、貴重な報告記録が送られてきました。ぜひご覧ください。
核真実プロジェクト
数か月前にNuclear Truth Project (核真実プロジェクト)の研究プロジェクトの一環でインタビューを受けました。そこでビキニ事件や福島での原発事故後の情報隠蔽の歴史や核被災地の核正義に向けた取組みについてお話しましたところ、先週発表された報告書「Challenging Nuclear Secrecy: A discussion of hierarchies, ethics and barriers to access in nuclear archives」(核の隠蔽への挑戦 ―核アーカイブにおける階層、倫理、アクセスへの障壁の議論―)の中に、ビキニ事件がケーススタディーの一例として2ページにわたって大きく取り上げられました。先週開催されたウェビナーに合わせて報告書は市民社会の間で拡散されており、11月の核兵器禁止条約の第二回締約国会議では締約国にも配布される予定とのことです。英語になりますが、報告書はこちらからダウンロードできます。
米国団体からの公開書簡
先週ニューヨークの日本総領事館前で毎年慣例の平和集会を米国の平和団体らと共同で開催しました。それに合わせて米国の退役軍人らによる団体のベテランズ・フォー・ピースNY市支部の代表らとニューヨーク日本総領事館の桜庭領事と30分面会し、約60の米国団体(合計39万人以上の会員やサポーターを代表する)による公開書簡「核問題に憂慮する米国の市民ならびに米国の平和団体から日本の方々への公開書簡 —日本に対する原爆投下から78周年という節目を迎えて—」を手渡しました。書簡は東京の外務省の本部と共有するとのことでした。公開書簡の日本語訳と英語による原文はこちらをご覧ください。集会の様子はこちらや現地のラジオ局などに報道されました。領事との面会でとても残念だったのは、福島第一原発からの放射性汚染水に関しては「安全性が確認されている」と領事は主張し、また核兵器廃絶については「中国とロシアの脅威に向き合うため」に「アメリカの核兵器(核の傘)を日本は利用すべきだ」と政府の見解を述べていたことです。 私たちはニューヨーク市の北25マイルのところにある廃炉になったインディアンポイント原発を例に挙げ、核燃料プールなどからの放射性汚染水のハドソン川への放出が9月から予定されていること、ニューヨーク州議会で放射性汚染水の川への放出を禁止する法案が通過し知事の署名を待っている段階だということを伝え、日本からの放出が開始されれば世界中の核施設からの放射性汚染水の投棄が行われかねないと懸念を伝え、環境や人の健康を守るために放出計画を断念するよう要請しました。また、一刻も早くアメリカの核の傘から脱却し、核兵器禁止条約に署名・批准するよう要請しました。井上まり
8月24日のビキニ事件「太平洋の記憶」高知県立文化ホール主催の講演 12月の演劇のチラシ
- 8/17 山根和代さんより、国際平和博物館会議での「太平洋核被災支援センター:平和教育と訴訟」
の報告を送っていただきました。
現在スウェーデンのウプサラで国際平和博物館会議が開催されています。
オンライン参加していますが、昨日報告をしました。
報告要旨は次の通りです。
太平洋核被災支援センター:平和教育と訴訟
山根和代:立命館大学国際平和ミュージアム専門委員
1954年、マーシャル諸島のビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験で、高知の漁民が被災した。1985年、高校生がマグロ漁船で被災者を発見し、調査に乗り出した。1987年、このグループは高知県高校生ゼミナールに発展した。高校生たちは、マグロ漁船でさらに多くのヒバクシャを発見し、聞き取り調査を始めた。当初、高校生たちは地元で長崎の被爆者にインタビューを行っていた。マグロ漁船に乗っていた被爆者を偶然見つけたのだ。その後、室戸、土佐清水、宿毛の沖ノ島でも、マグロ漁船の被爆者が高校生の真剣なインタビューに耳を傾け、高校生たちは多くの証言を記録した。幡多高校ゼミのビキニ事件調査活動は、太平洋核被災支援センターの設立につながった。現在、ビキニ環礁で被曝した元漁民が謝罪と賠償を求めて訴訟を起こしているが、太平洋核被災支援センターはその支援を行っている。
パワーポイントを使った報告のビデオです。(英語です。)https://1drv.ms/v/s!AgJiNSZi33YRmDyMuQWjnDIjJJhm
山根和代
- 8/12 高校生平和ゼミナール全国連絡センター沖村民雄さんより、日本子どもを守る会主催の8.13平和祈念集会(オンライン併用)のお知らせです。
また、8月8日全国高校生平和集会(台風のため午前中のみ)のチラシと、 メッセージ 幡多高校生ゼミナールOB代表 橋崎律子(旧姓:山本)の報告文
- 8/11 室戸の会ニュースー「ビキニ事件」の室戸中学校での平和学習です。
8月お茶会チラシ
- 8/10 『ようすけ君の夢~被爆者と学生がつくった絵本~』再版のお知らせ
「原爆被害者相談員の会」(黒岩)
この「絵本」は長崎で被爆した眞柳タケ子さんの体験をもとに佛教大学の学生が製作していました。
ウクライナでの戦争が続いて核兵器使用への懸念が大きく被爆者をはじめ多くの方から再版の要望をいただきました。クラウドファウンディングのプロジェクト「「絵本を通して被爆体験を伝え平和への思いを発信したい」で支援を呼びかけています。プロジェクトに必要な活動実績には佛大社会福祉学部の「原爆展」の歴史も紹介しました。ぜひ、ご覧いただきご支援とお知り合いへの紹介をお願い致します。
プロジェクトでは1,000冊の再版に関わる費用(120万円)への募金をお願いしています。
返礼品として再版の絵本や被爆者問題や平和問題の書籍をお送りして役立てていただきたいと思っています。
口座名 「平和ゼミ出版支援基金」 口座番号 (00990-2-280187)
8/6
科学的に検証された注目の映像と思います。ぜひ、ご覧ください。ユーチューブにもあるようです。
実はこの番組、2021年8月9日にNHKスペシャルで放映されたもので、その年の12月29日にカットされた部分を足してB1スペシャルから放映されたもの。
この貴重な内容をどうしても伝えたいという、製作者たちの思いも強く伝わってくる番組で、それで僕もこの番組の放映時にただちに文字起こしし、記事にしてきました。今回も放映を前にご紹介しておきます。(全部で3回あります)
明日に向けて(2042)アメリカは原爆による被曝実態を隠した、実際の被害はずっと大きかったーNHKBS1スペシャル「原爆初動調査 隠された真実」よりー1
https://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/4bbc57c757bcb808d36e0687026017ff「原爆初動調査 隠された真実」
初回放送日:
2021年12月29日
76年前、広島と長崎で行われた「原爆初動調査」。残留放射線の影響はなぜ隠蔽されたのか。複雑に絡み合う「核による被害」と「国家の思惑」…その全貌を明らかにする
いまから76年前の終戦直後。広島と長崎では、アメリカと日本の科学者が協力する形で原爆の放射線の影響などが詳しく調べられた。しかし、自然界の百倍以上の放射線が計測されたにも関わらず、アメリカ軍は「人体への影響は無視できる」と報告書に記載。その存在を否定していた…。NHKスペシャル「原爆初動調査」(8月放送)に追加取材を加え、今も原爆の影響に苦しむ被爆者たちにとって原点とも言える初動調査の全貌に迫る。
- 8/5 山根和代さんから
945年7月16日のトリニティサイトの核実験で放出された死の灰が、全米を大きく覆っていたという衝撃的な分析がアメリカの大学の研究チームからリリースされました。さっそく毎日新聞が記事していまので、これを元に僕も記事を書きました。この中でアメリカから出された英文原文の入手先も記してあります。きわめて重要な論文の提出ですので、ぜひみなさんにお伝えせねばと記事を書きました。ぜひお読み下さい。またますます世界のヒバクシャとの連帯の思いを強めて、ぜひ8月6日の京都三条大橋でのビジルにご参加下さい。午後7時からです。
明日に向けて(2356)トリニティサイトの核実験の死の灰はアメリカの大半の地域を覆いカナダやメキシコにも届いていた!
2023年08月02日 23時30分00秒 | 明日に向けて(2201~2400)
守田です(20230802 23:30)
● 人類初の核実験(トリニティサイトにて)での被爆実態が初めて明らかにされた!みなさん。毎日新聞よりすごい記事が出ました。高橋博子さんのFacebookへの投稿で知りました。まずは記事をご紹介します。1945年、世界初の核実験「死の灰」降下、46州に カナダ・メキシコにも 米大学解析https://mainichi.jp/articles/20230731/ddm/001/030/128000c?fbclid=IwAR1S-ckyBdsiVQH0Nc4I19oAMgF0GHg4pnP-NgdDl-PbLJyfMNOGgxqBha8
毎日新聞記事より
添付された図をご覧下さい。1945年7月16日のニューメキシコ州トリニティサイトで行われた核実験で飛散した死の灰が、どのように降下したのかの図です。なんとアメリカの大半を覆い、カナダ・メキシコにまで到達していました。原爆は広島・長崎での大量虐殺の前に、アメリカや周辺国の人々をたくさん被爆させていたのです。この記事のよりどころになっている英文論文も高橋さんがアップして下さったので、それをここにも貼り付けておきます。
https://arxiv.org/ftp/arxiv/papers/2307/2307.11040.pdf
この原爆は長崎原爆とほぼ同規模のものでした。ということは長崎で放出された死の灰ももっとものすごく広範に降ったことが考えられます。長崎や九州は言うにおよばず、日本の多くを覆い、中国、朝鮮なども襲っていたのではないか?あらためて「核兵器許すまじ!」です。
- 7/13 5月の「ビキニデーin高知2023」開催では大変お世話になりました。実行委員会は「ビキニデーin高知2024」(仮)に向けてスタートしました。
さてこの度、高知県立県民文化ホール主催で「太平洋の記憶 ―遺された言葉でたどるビキニ事件―」と題した講演会が、8月24日(木)県民文化ホールグリーンホールで開催されます。(チラシ参照)
県民文化ホールWEBページでも紹介されています。
https://kkb-hall.jp/event/event_detail.cgi?event_id=1740
講演会は12月13日(水)は、演劇「わが友、第五福竜丸」(「劇団[燐光群」)のプレ企画として開催されるものです。ぜひ多くの皆さんのご参加をお願いします。
8月24日の講演は、坂手洋二さん(劇団[燐光群主宰、劇作家・演出家)と、市田真理さん((第五福竜丸展示館学芸員)のお二人がトーク形式で行われます。
- 6/17 民医連新聞「ビキニデーIN高知」現地取材報告、室戸の会ニュース、地域の声が伝わってきます。
- 6/1 今年で3回目となる「ビキニデーin高知」が5月5日から7日にかけて行われました。幡多フィールドワークは、被災船員の証言、 幡多ゼミOB・顧問との懇談会、高知市の本集会は講演と青年の意見交流、裁判支援など多彩で楽しく、刺激的な内容でした。
特にマーシャル諸島からエヴェレンさんが参加されマーシャル諸島と高知が黒潮でつながりました。「支援センターたよりno15」を掲載します。
- 5/19 平和ゼミのささやかな取り組みを紹介します。
ピースボートより、G7広島サミットを現地から生配信するオンラインイベントをご案内します。
G7広島サミットを現地から生配信!ー「核なき世界」に前進できるか
詳細:https://peaceboat.org/45707.html
5月19日(金)~21日(日)、被爆地広島でG7サミットが行われます。数あるテーマのなか、首脳らによ
る核兵器に関する議論が世界の注目を集めています。ピースボートはこれまで、核兵器廃絶国際キャン
ペーン(ICAN)の国際運営団体として、また、G7市民社会コアリション2023の幹事団体として、G7広島
サミットに向けた提言づくりや市民イベントの開催に取り組んできました。サミットの期間中は、川崎哲
、畠山澄子、松村真澄が広島に入ります。スイスから来日するICANのダニエル・ホグスタ暫定事務局長、
カナダ在住の被爆者・サーロー節子さんとともに記者会見などを行うほか、広島の被爆者の方々と一緒に
行動し、「核なき世界」に向けたメッセージを発信します。G7首脳たちがどのような議論を行い、被爆者
や市民はどのように受け止めるのか。その様子を期間中毎日、現地から生配信します。
ぜひご覧ください。オンラインでのご質問、コメントも可能です。
★日時および配信リンクは、下記よりご覧ください。
【1日目】5月19日(金)17:00-18:30「ヒロシマ」
https://www.youtube.com/watch?v=n3e2s1iWAnM
【2日目】5月20日(土)17:00-18:30「環境×核兵器」
https://www.youtube.com/watch?v=8p49ZWHBQng
【3日目】5月21日(日)17:00-18:30「ジェンダー×核兵器」
https://www.youtube.com/watch?v=3PCNNHho4Tw
【4日目】5月22日(月)17:00-18:30「核なき世界の実現に向けて」
https://www.youtube.com/watch?v=KiYYV32MTEs
※パルシステム連合会ホームページ
https://information.pal-system.co.jp/society/20230403-g7summitforum/
昨日の午後9時のニュース・ウォッチ9に川崎哲さん、高垣慶太さんが出て、語っています。NHKプラスの配信https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023051823837?t=1783&playlist_id=d212cb09-232f-48a8-b6dc-1cc083a87f41
香港フェニックステレビの動画と記事http://share.fengshows.com/article.html?id=a99a7bad-5f87-4764-aab0-
89900a115bcd&channelID=r03&time=1684331568.691631
- 5/11 「ビキニデー高知」の報道 高知新聞 赤旗 高知民報
- 5/11 五井信治さんよりビキニデーin高知2023の録画ビデオを送っていただきました。
ビキニデーin高知2023では、大変お世話になりました。五井信治です。今、5日から7日の録画ビデオを編集して、随時、アップしようと考えています。(拡散希望)
昨日は、今城隆さんのご協力で、5日のビデオを編集し、ユーチューブにアップしました。下記のURLでご覧になれます。
ビキニ被災者より聞き取り
https://www.youtube.com/watch?v=ICqPmO1ynrQ
足摺岬サンセットクルーズ(高知県)
https://www.youtube.com/watch?v=ZDOszqW1aGA
ジョン万次郎の生家を訪ねて(高知県土佐清水市)
https://www.youtube.com/watch?v=qsvoVQIf-3Y
宗田節工場見学(高知県土佐清水市)
https://www.youtube.com/watch?v=ecPJDv83Lsw
幡多ゼミOB・顧問と対談
https://www.youtube.com/watch?v=gjaBvGcpwpU
特別交流会
https://www.youtube.com/watch?v=5X7JsNRMOsk
全体集会第1部
https://www.youtube.com/watch?v=LO00ZfBFi2M
全体集会第2部
https://www.youtube.com/watch?v=4tGD9QCgJqc
ちっちゃいこえ
https://www.youtube.com/watch?v=OymSY1uH9Eo
ブログや「731部隊展」にも掲載する予定です。
- 4/30 非核の政府を求める会ニュースに取材記事 No1 No2
- 4/14 室戸の会ニュースNo51 月曜日から室戸市役所ロビーでパネル資料展
- 4/2 2023ビキニデーin高知
- 3/20 静岡の粕谷たか子さんより
高知の皆さんへの感謝を込めて、それぞれの思いを書きました。PDF版、拡散していただいて結構です。
- 3/17 粕谷たか子さんよりの紹介です (静岡高教組新聞)
- 3/16 赤旗記事に静岡「エバーグリーン藤枝」の結成20年で第5福竜丸展示館・市田真理さんの講演と高校生たちのトークセッションの様子「ビキニ水爆―私たちが風化させない」が掲載されました。
- 3/15 渡辺謙一さんより巡回自主上映の提案です。
いろいろな状況を鑑み、再び巡回自主上映の提案を皆さん方にしてみようと思い立ちました。 提案のチラシ及び、前回とほぼ同じですが提案趣旨を送らせていただきます。 期間も先回同様14日間限定で動きます。
7月1日ー13日のうち1日(土)弘前市、青森市、2日(日)八戸市が確定しています。
この2日間以外は未定で、手を挙げていただいた方がたと調整しながら4月中旬ごろまでに日程を固めたいと考えています。今回は連れ合いでもあります渡辺クリスティーヌが同行します。プロデューサーの立場でもあり、前回初めて経験して個人的に大変有意な経験だったとのことで、夏のバカンス期でもあるので再び同行することになりました。 色々企画はあるのですが、ひとまず着実に自分でできることから地に足をつけて、、簡単な前置きですが、ご検討いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
- 3/14 第5福竜丸平和協会発行の「福竜丸だより」に広島高校生平和ゼミナール世話人の澤野重男さんによる「核被災に向き合う高校生」の書評が掲載されました。澤野重男さんは、幡多高校生ゼミナールの活動初期から福島集会、「核兵器禁止条約教材」作成まで、支援をしていただき、「核兵器禁止条約に希望をつなぐ人たちに、この本を見てほしい」とエールを送っていただきました。
- 2/28 山根和代さんよりICAN(オーストラリア)から送られてきたYoutubeの"私の魚はあなたの魚"。マーシャル諸島の核汚染に関する必見の短編映画
(日本語字幕あり)リンクがとどきました。
今朝7時から、キャッスルブラボーの記憶 Remembering Castle
Bravo というタイトルで、ウェビナーが開催されました。ICAN(オーストラリア)から送られてきたYoutubeのリンクをお送りします。 https://youtu.be/fkgpk8yPDMc
(こちらはなぜか字幕が出ないようです。)
(説明の和訳)
2023年3月1日は、マーシャル諸島のビキニ環礁、エネウェタック環礁、ロンゲラップ環礁、ウトリック環礁を汚染した米国城ブラボー熱核爆発から69年目にあたる記念すべき日です。この爆弾は15メガトンで米国が実験した最大の核爆弾であり、広島に投下された原爆の1000倍の威力がありました。
このウェビナーでは、マーシャル諸島の人々の生活体験、放射性降下物による環境、健康、世代間の影響について聞く機会を提供しました。
講演者
ローゼネット・ティミウス(マーシャル諸島/ハワイ)
ダニティ・ラウコン(マーシャル諸島)
アルジュン・マキジャニ博士(米国)
モデレーター
パム・キングフィッシャー 核の真実プロジェクト
スポンサー:
核の真相プロジェクト、MISA4 the Pacific、太平洋教会協議会、ICANオーストラリア
講演者について
ローゼネット・ティミウス:マーシャル諸島、特にビキニ環礁、キリ島とエジット島の出身。現在、ハワイ大学の学部生で、政治学を専攻し、副専攻は法学予科です。ハワイに移る前、彼女はJo-Jikumという非営利団体に参加していました。この団体は、気候変動と核遺産という、小さな島々、広大な海、謙虚な人々に影響を及ぼす問題に対して、マーシャルの若者に立ち上がる力を与えることに焦点をあてています。ローゼネは、マーシャルの核遺産、特にマーシャル諸島の健康、教育、気候変動との関連について認識を高めることを望んでいます。
ダニティ・ラウコンはマーシャル諸島の出身です。現在はマジュロ環礁を拠点に、教育省の公立学校システムでカリキュラム・スペシャリストとして働いています。Danityは、マーシャル諸島学生協会の元リードメンバーであり、2017年にMISA4thePacificの共同設立者です。彼女は2019年にスバで行われた第1回MISA4thePacific連帯行進を率い、映画「My Fish Is Your
Fish」を共同監督し、地域と世界に現在進行中の健康や環境への核実験の影響を思い出させるために広く講演しています。ダニティは、気候変動、健康、若者と交差する核の遺産に対する人々の深い懸念を表明し続けています。
Arjun Makhijani
米国のメリーランド州にあるエネルギー・環境研究所の代表者。カリフォルニア大学バークレー校で博士号(工学)を取得。核実験の影響など、核問題に40年以上取り組む。共編著に「Nuclear Wastelands:
核兵器生産とその健康・環境への影響に関するグローバルガイド」(MITプレス、2000年)を共同編集。核の真実プロジェクト」の共同創設者。
ライセンス:クリエイティブ・コモンズ著作権表示必須ライセンス(再利用を許可する)
ビキニ核実験に関するYouTube
"私の魚はあなたの魚"。マーシャル諸島の核汚染に関する必見の短編映画 (日本語字幕あり)
“My
Fish is Your Fish”: A Must-Watch Short Film on Nuclear Contamination in Marshall
Islands
フィジーのスバにある南太平洋大学を拠点とするMISA(マーシャル諸島学生協会)が最近制作した映画です。
この映画「私の魚はあなたの魚」は、マーシャル諸島の人々や場所に対する核兵器実験の物語を、生存者のインタビューを交えて伝えています。この映画は、特に若い人たちに、自国と太平洋地域の核の遺産について、特に海洋の相互関連性を通して教育しているMISAの活動を紹介しています。感動的な内容ですので、是非、支援者の方々と共有し、MISAの活動を広めていただければと思います。
https://www.dianuke.org/my-fish-is-your-fish-a-must-watch-short-film-on-nuclear-contamination-in-marshall-islands/#:~:text=A%20recent%20film%20created%20by,Islands%20with%20interviews%20of%20survivors
- 2/27 2月23日の午後、ドキュメンタリー映画「声をあげる高校生たち」の完成披露試写会&トークイベントを行いました。東京と広島、沖縄の3会場で同時開催し、静岡・福島からオンラインで参加がありました。東京会場の115人、他県を合わせて140人の参加でした。当日の報道記事(東京新聞1面トップ記事、中国新聞、沖縄タイムス)を添付します。津田さんが補正してくださっています。DVDは3月中旬にできあがり、製作にご協力をいただいた方々に郵送します。新聞記事をみて注文が入ってきています。映画紹介チラシ(第一版)を添付します。集会などでチラシを配布していただければと思います。ご希望の枚数をご連絡いただければ、お送りします。DVD申し込みのQRコードは左記のものです。拡散していただいて結構です。 沖村
東京新聞、沖縄タイムス、中国新聞、ドキュメンタリー映画チラシ
- 2/25 ビキニ核実験被災者の訴訟についての記事(山根和代執筆)が、国際NGOの「核の真実プロジェクト」のお便り(このメールの下の方に赤字で)に紹介されました。海外で訴訟についてほとんど知られていないので、記事を書くように依頼されました。また2月28日に、
核の真実プロジェクト、MISA4 the Pacific、太平洋教会協議会、ICANオーストラリア共催の特別ウェビナーが開催されますが、そのお知らせです。(英語です。)
山根和代
- 2/19 ジャーナリスト笹島康仁さんからの呼びかけです。35歳以下の方にお知らせください。よろしくお願いいたします。
世界のヒバクシャと出会うユースセッション というイベントを企画している若者が広島・長崎にいて、23日の夜にオンラインイベントを開いてくれます。マグロ漁船員たちの被ばくについて話します。核問題に関心のある若い世代の横のつながりをつくろうという取り組みで、参加対象者は35歳以下です。高知の若い世代にも届けられるといいなと思うのですが、どなたか関心ありそうな方はいないでしょうか? 情報をつないでもらえるもうれしいです。よろしくお願いいたします。笹島康仁